タタコン


以前[いぜん]紹介[しょうかい]したタタコンは、BluetoothやWiiリモコン、太鼓[たいこ]達人[たつじん]のタタコンが必要[ひつよう]
導入[どうにゅう]もめんどくさかったですよね
関連[かんれん]記事】ScratchをWiiリモコンで動かそう

今回は100[きん]で売っているものをつかって
かんたんにタタコンを作る方法[ほうほう]紹介[しょうかい]します。

 
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Scratchで使えるオリジナルのタタコンを作ろう



準備[じゅんび]するもの

100円均一[きんいつ]で、以下[いか]の商品を買います。

・スピーカー(3.5mmミニプラグのもの。USBは不可[ふか]
・オモチャのたいこ

使用する道具
・ハサミ
・セロハンテープ
タタコン1

ダイソーだけでなくいくつかの100[きん]を回ってみましたが
だいたいどこにでも売っていました。100[きん]の品ぞろえに[おどろ]きです。


タタコンの作り方

たいこを分解[ぶんかい]しよう

100[きん]のたいこは、かんたんに分解[ぶんかい]することができます。
工具を使わずに手でバネを外すだけで、とめ具がはずれます。タタコン2

とめ具を外そう

とめ具を外すと、たいこの上フタが外れるので
フタと、まわりのボール紙も外します
タタコン3

ボール紙に[][]みをいれよう

つぎに、たいこの側面[そくめん]のボール紙にハサミで[][]みを入れます。

このボール紙は、なんのへんてつもないボール紙なので
同じサイズで[]きな絵を[]いたボール紙を用意してもかわいいですね。
タタコン4


たいこの[そこ]にスピーカーを[]ろう


たいこの[そこ]にセロハンテープでスピーカーをはりつけます。
スピーカーの[そこ]にくるっとまきつけたセロハンテープを[]って
両面テープみたいにしておいてはりつけるとラクチンです。 タタコン5

スピーカーをはりつけたら、ボール紙をセットします
先ほど[][]みを入れておいた部分からコードが出るようにします。


完成[かんせい]

できあがりはこんな感じになります。
タタコン6


Scratchで使ってみよう

マイク端子[たんし]にさしてみよう

タタコンに使っているのは「スピーカー」ですが、ジャックをさすのは「マイクの端子[たんし]です
スピーカーは実はマイクにもなるんです。

100[きん]のスピーカーは、 ほどよく性能[せいのう][ひく]く、マイク端子[たんし]にさしても
[まわ]りの声にはあまり反応[はんのう]しないという特徴[とくちょう] があります。
この[]いんだか悪いんだかわからない特徴[とくちょう]利用[りよう]して
Scratchで使ってみようというわけです。


マイクのアイコンその23

マイクのマークがついている[あな]に、スピーカーのジャックをさしこめばOKです。


Scratchをつかって確認[かくにん]してみよう

このタタコンでどれくらいの音を拾えているか
Scratchのプロジェクトを使って確認[かくにん]してみましょう

音量[おんりょう]チェック
WS0498
このように、「音量[おんりょう]>10のとき」のブロックを使って
たいこを[たた]いたときの音量[おんりょう]を調べます。

だいたい15~20くらいの音が取得[しゅとく]できているようですね。

これはパソコンの設定[せってい]によっても[]わってくるので
自分のパソコンでどれくらいの音量[おんりょう]取得[しゅとく]できるかチェックしてみましょう。

教室のパソコン10台と、小学校のパソコン20台で動作確認[かくにん]したところ
だいたいどのパソコンでも15~20くらいの音が取得[しゅとく]できました。
(Scratchオフラインエディタ使用)

音が小さいなーと思う人は
下の記事の「マイクのレベルを調整」で、音量[おんりょう]を調整してみて下さい。


音量[おんりょう]ブロックが反応[はんのう]しない時は?

パソコンがマイクを認識[にんしき]しているか確認[かくにん]

ちゃんとマイクをパソコンが認識[にんしき]しているかを確認[かくにん]するには

「ウィンドウズキーとxキー」を同時に[]して出てくるメニューから
「コントロールパネル」を開きます。
 WS0300

windows8より前のOSを使っている方は
「スタートメニュー」の中から「コントロールパネル」を開きましょう。


WS0497
 つぎに、コントロールパネルのなかから
「サウンド」というメニューを開きます。


サウンドのウィンドウが開いたら「録音[ろくおん]」のタブを確認[かくにん]してみましょう。
WS0499

内臓[ないぞう]マイク」はもともとパソコンについているマイクです。
内臓[ないぞう]マイク以外[いがい]の「外付[そとづ]けマイク」がリストに表示[ひょうじ]されていないとか
接続[せつぞく]されていませんと書かれていたら、ちゃんとプラグが[]さっていないか
パソコンのマイク端子[たんし][こわ]れているかのどちらかです。

外付[そとづ]けマイクが有効[ゆうこう]になっていて、内臓[ないぞう]マイクも有効[ゆうこう]になっているときは
内臓[ないぞう]マイクのほうは、一時的[いちじてき]無効[むこう]化しておきましょう。

マイクのレベルを調整

ちゃんとマイクを認識[にんしき]しているのに音量[おんりょう]ブロックが動かないときは
マイクのレベルを確認[かくにん]してみましょう。

WS0500
 サウンドの「外付[そとづ]けマイク」を[えら]んだら「プロパティ」のボタンを[]します。


外付[そとづ]けマイクのプロパティを開いたら
「レベル」のタブをクリックします。
WS0501
マイクのレベルが、はじめは「40」くらいになっていると思うので
大きくしてみましょう。 

大きくしたら、「OK」ボタンを[]して設定[せってい]完了[かんりょう]です。

Scratchを起動したままだと、音量[おんりょう]設定[せってい]反映[はんえい]しないので
一度Scratchを[]じてから、もう一度サンプルのプロジェクトを開いて[ため]してみましょう。


ここまでで、オフラインエディタで動かなかった人は大体動くようになります。

ブラウザから操作[そうさ]する「オンライン[ばん]Scratch」の方が認識[にんしき]できる音量[おんりょう]が小さいようです。
マイクレベルMAXでもダメなひとは、マイクブーストの[あたい]もあげて[ため]してみましょう。


それでも動かないときは

マイクは認識[にんしき]しているけど音量[おんりょう]がぜんぜん上がらないという場合は
スピーカーが[こわ]れている可能性[かのうせい]があります。
100[きん]なのでしょうがないのですが、20[]買ったら1[]不良品[ふりょうひん][]じっていたので
そういうこともあるみたいです。

レシートをもっていって[][]えてもらいましょう。


タタコンを使ったゲームを考えよう!

連打[れんだ]ゲーム

やっぱりせっかくのタタコンなので、ガンガン[たた]けるゲームを
まっさきに思いつきますね。
10秒間に何回[たた]けるか?というシンプルな内容[ないよう]でも
テーマが面白[おもしろ]ければ、[][]がるゲームになると思います。

 WS0502
たとえばこんな感じ(クリックで拡大[かくだい]できます)

音量[おんりょう]>10のとき」のブロックは、「 がクリックされたとき」のブロックとは
別々[べつべつ]に動くので(はたが[]されてなくても動く)
ゲーム中にだけ、回数が[]えるようにする工夫[くふう]必要[ひつよう]です。

音ゲーぽいやつ

スプライトが流れてきて、それを[たた]くみたいなのも作れますね。WS0503
こんな感じで、ドンしたときにスプライトにさわってたらスコアアップ…
みたいなのです。適当[てきとう]ですけど。
これだとネコのヒゲにさわってるときにドンしてもOKになってしまうので
もうちょいシビアな判定[はんてい]を考える必要[ひつよう]がありますね。
色々[ため]してみて下さい!


タタコンじゃなくてもいける

スピーカーはカンタンに取り外せるので、
スピーカーに息を[]きかけてコントロールする 「[]きコン」に改造[かいぞう]することもできます。

[]くインターフェースってなかなか[]いので
校長先生のカツラを[][]ばすゲームとか、
いろんなアイデアが[]かびそうですよね!
 
ようはスピーカーが音を拾ってくれさえすればなんでもいけるので
エアーダスターの先にスピーカーを[][]けてスプレーコントローラにするとか、
ぶーぶークッションと組み合わせてオナラコントローラにするとか
もうアイデアは無限大[むげんだい]です。


さいごに


音ブロックは、面白[おもしろ]いブロックなのにあまり使われることがないブロックでした。
音とゲームをむすびつけるアイデアをだすのが[むずか]しいのが理由の一つ。
「音」という漠然[ばくぜん]としたモノを、太鼓[たいこ]というわかりやすいインターフェースに
したことで、教室の子たちも楽しんで音ブロックを使ったゲームを作っています。

タタコンを通して、音ブロックの使い方やアイデアがもっと広がると[]いなと思います。

スピーカーをくっつけるものを工夫[くふう]すれば、どんなインターフェースにもなるので
いろんなものにスピーカーをつけて遊んでみて下さいね。