今回は、MP3プレイヤーモジュール「DFPlayer Mini」を使って、 マイコンから音楽を再生してみましょう。
ボタンやゲームと組み合わせることで、 効果音やBGMをつけられるようになります。
サンプルのinoファイルはこちら
今回使う部品
・DFPlayer Mini(MP3-TF-16P V3.0)
・スピーカー(イヤホンジャックのついた有線イヤホンでもOK)
・microSDカード
・抵抗(1kΩ 茶黒赤金)
ボタンを直接つなぐことで、再生や曲送りができるしくみがあります。
今回はマイコンから操作することで、より自由にコントロールしていきます。
UIAPduinoはメモリの容量があまり大きくないため、
DFPlayerを使えば、音声ファイルはSDカードに保存しておけるので、
きれいな音のまま、好きなときに再生することができます。
配線をしよう(UIAPduinoとDFPlayerをつなぐ)
図のように配線してみましょう。
(クリックで拡大できます)
DFPlayerは、シリアル通信(TX / RX)を使って命令を送ります。
TXは「送信」、RXは「受信」という意味です。
マイコンのTX → DFPlayerのRX
マイコンのRX → DFPlayerのTX
このように、交差させて接続します。
DFPlayerは3.2〜5Vで動作し、RXピンも5V信号を受け取ることができます。
ただし、信号を安定させたりノイズを減らすために、
マイコンのTX →(1kΩ抵抗)→ DFPlayerのRX
とするのがおすすめです。
DFPlayerのピン配置は下図のようになっています。
・VCCを電源に
・RXを抵抗を経由してUIAPduinoのTXに
・TXをUIAPduinoのRXに
・GNDをGNDに
・SPK1をスピーカーのプラスに
・SPK2をスピーカーのマイナスに
それぞれつなげましょう

イヤホンを使いたいとき
ステレオイヤホンのプラグは、3つのパーツに分かれています。
先端(チップ): 左耳のプラス (L)
真ん中(リング): 右耳のプラス (R)
根元(スリーブ): 共通のマイナス (GND)
ワニ口クリップを使って
SPK1の線を先端に、SPK2の線を根本にはさみこむと、
イヤホンの左耳から音が聞こえるようになります。

図のように「先端」と「真ん中」の2つの節を同時にガブッとはさみ込むと
両耳から聞こえるようになります。

SPKからの信号はステレオなので、両側から同じ音が聞こえますが
DAC_L と DAC_Rのピンはモノラルに対応しているので
DAC_Lを先端に、DAC_Rを中央のリングに接続すれば
モノラルで聞こえるようになります。
(3.5mmステレオジャックを使うと接続が簡単になります)
SDカードに曲を入れよう
DFPlayerは、microSDカードに入れた音楽ファイルを再生します。
ファイル名は、次のように4ケタの数字でつけましょう。
0001.mp3
0002.mp3
0003.mp3フォルダ分けをしたいときはフォルダ名を2ケタの数字でつけます。
「何番のファイルを再生」という命令を出したいときには
きちんと番号がついていないと、ファイルを指定できません。
プログラムを書こう
Arduinoでは専用ライブラリを使うことが多いですが、 UIAPduinoではそのまま使えませんでした。
そこで今回は、DFPlayerの仕様書にしたがって、 コマンドを直接送る方法で再生します。
(くわしいしくみは次回解説します)
// DFPlayerにコマンドを送る関数
void sendCommand(uint8_t cmd, uint8_t p1, uint8_t p2) {
uint8_t packet[10] = {
0x7E, 0xFF, 0x06, cmd, 0x00,
p1, p2,
0x00, 0x00, 0xEF
};
uint16_t sum = 0;
for (int i = 1; i < 7; i++) {
sum += packet[i];
}
sum = -sum;
packet[7] = (sum >> 8) & 0xFF;
packet[8] = sum & 0xFF;
Serial1.write(packet, 10);
delay(200);
}
void setup() {
Serial1.begin(9600);
delay(2000);
sendCommand(0x0C, 0, 0); // リセット
delay(1000);
sendCommand(0x0D, 0, 0); // 再生スタート
}
void loop() {
}
動かしてみよう
プログラムを書き込んで電源を入れると、 音楽が再生されます。
まだ音量調整をしていないので、
イヤホンを使っている人は爆音になる可能性があります。
耳から離して聞いてみてね。
音が出ないときは、次のポイントを確認してみましょう。
- SDカードのファイル名が正しいか(0001.mp3 など)
- TX / RXの接続が逆になっていないか
- 抵抗が正しく入っているか
まとめ
これで、マイコンから音を再生できるようになりました。
次回は、ボタンを使って「再生・停止」や「曲送り」ができるようにしていきます。
音が出せるようになると、作品の幅がぐっと広がりますよ!
DFPlayerのマニュアル
DFPlayer Mini (¥270)
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