ライドアロケット

さいきん【5秒ゲーム:メイドインスクラッチ】シリーズの製作[せいさく]にはまってます。
サクサク作れるのが楽しいのですが
ブログに[]せられる難易度[なんいど]にするのが[むずか]しい!

やっとちょうどいいゲームができたので紹介[しょうかい]します。
サンプルプロジェクト



マウスについてくるロケット2台を操作[そうさ]して
隕石[いんせき]にあたらないようによけるゲームです。

初心者[しょしんしゃ]むけのめっちゃカンタンなゲームなので
ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。



↓↓[つづ]きを読む↓↓をご[らん]ください 
 

5秒でクリアせよ!メイドインスクラッチ

秘儀[ひぎ]!つかいまわしの[じゅつ]

シンプルゲームはつかいまわせる

[]ったゲームだと無理[むり]ですが、このメイドインスクラッチは シンプルなので
メインのゲーム部分以外[いがい]を使いまわすことができます。

まずはサンプルゲームの中を見てみましょう。
サンプルゲーム


テロップ用のスプライトの中身を見てみると…
WS1283

なんと、以前[いぜん]作ったメイドインスクラッチのプログラムと
ほぼ同じなのです!
WS1282
これを使いまわせたら楽ですよね。


[べつ]プロジェクトのスプライトをコピーしよう

スプライトは、[ほか]のプロジェクトからコピーしてもってくることができます。

まず、コピーしたいスプライトがあるプロジェクトを開いて…
WS1284

オンライン[ばん]のスクラッチを使っている人は
画面の下にある「バックパック」を開いて
そこにスプライトをドラッグすれば、バックパックに保存[ほぞん]されます。

使いたいプロジェクトで、バックパックから
スプライトリストにドラッグすれば、[ほか]のプロジェクトでも使うことができます。


オフライン[ばん]のスクラッチを使っている人は
WS1285

「スプライトを右クリック」すると
「ローカルファイルに保存[ほぞん]」というメニューがありますので
これでスプライトを丸ごと保存[ほぞん]することができます。


WS1286

あとは、使いたいプロジェクトの、スプライトリストに
「ファイルから新しいスプライトをアップロード」で
保存[ほぞん]しておいたスプライトを[][]めばOK!


スプライトの保存[ほぞん][][]みは
合作する時に
別々[べつべつ]に作っておいて後で組み合わせる)
とても便利[べんり]機能[きのう]なので、ぜひ[おぼ]えておきたいですね。


ロケットをつくっていこう

設計図[せっけいず]も前回とほとんどおなじ

5秒ゲームという構成[こうせい]なので、設計図[せっけいず]もほとんど同じです

WS1287

どうなったら成功[せいこう]でどうなったら失敗[しっぱい]かを考えます。
今回は、ロケットがいんせきにあたったら失敗[しっぱい]、5秒間よけられたら成功[せいこう]にします

ロケットを作ろう

まずは、ロケット1から作ります。
WS1290

はじめはアニメーションのプログラム
エンジンのノズルから火が出ているアニメーションです。


WS1291

コスチュームが2つあり、火の部分だけ大きさをかえてあります。
これでメラメラもえている感じがでました。


マウスについてくるようにしよう

いままで、「マウスにゆっくりついてくる」とか
「マウスにベッタリついてくる」方法[ほうほう]紹介[しょうかい]しましたが
今回は

「ヨコ方向にだけついてくる」方法[ほうほう]紹介[しょうかい]します。
WS1292
それがこちら!


「ずっと」と「座標[ざひょう]を○○にする」を組み合わせると
その座標[ざひょう]固定[こてい]になるのですが

座標[ざひょう]を「マウスのx座標[ざひょう]」にすると
ヨコ方向にだけマウスについてくるようになります。

座標[ざひょう]には「タテ方向に固定[こてい]しておきたい座標[ざひょう]」を入れます。
今回は、ロケットに下の方にいてほしいので-90にしました。

WS1293
これを組み合わせて
「ゲームスタート」したときにマウスについてくるようにしましょう。

「ずっと」でもいいですが
ゲームが終わったら使わないプログラムなので
「タイマーが5より大きくなるまでくりかえす」みたいにしてもいいですね。
このへんはお[この]みで。


いんせきの当たり判定[はんてい]をつくろう

今回は、当たり判定[はんてい]にも工夫[くふう]してみましょう。
いつもは

WS1295

「もしいんせきに[]れたなら」を使っていますが

今回は「ロケットの色と同じ色はセーフ」みたいにしたいと思います。
WS1294

「いんせきに[]れた」だとこの判定[はんてい]ができないので
今回は「■色に[]れた」で判定[はんてい]してみましょう。


WS1296

こんな感じです。
いんせきの灰色[はいいろ]か、自分の色じゃないオレンジ色にあたったら
「しっぱい」を送ります。

WS1297
この判定[はんてい]を「ゲーム中」にしてほしいので
ゲームスタートのプログラムに組み合わせます。

ちゃんと[][かえ]しの中に入れないと判定[はんてい]されないので注意!


とっても重要[じゅうよう]!プログラムを止めるプログラム!

これで完成[かんせい]ぽいですが
もうひとつ、大事なプログラムを追加[ついか]しておきましょう。
WS1299

なにこれ?って感じですが
これは[ほか]のプログラムを止めることができるプログラムです。

ロケットのプログラムに追加[ついか]してみましょう。

WS1300

「ずっと」や「まで[][かえ]す」のブロックは
当たり判定[はんてい]でゲームオーバーになっても止められません

ゲームが終わっていても■色に[]れたらまた「しっぱい」の
メッセ―ジを送ってしまいます

それでは[こま]るので、「しっぱい」のメッセージを送ったら
くりかえしの当たり判定[はんてい]をしないように
このプログラムで止めてあげるようにしています。


これでロケット1のプログラムは完成[かんせい]です!


使いまわし[じゅつ]その2!スクリプトもコピーできるよ

ロケット2のプログラムも作っていきましょう。
これはほとんどロケット1のプログラムと同じなので
スクリプトをコピーして改造[かいぞう]してみましょう。


スクリプトを、ほかのスプライトにコピーするには
WS1301
まず、コピー元のスプライトをマウスでドラッグします。

WS1302
ドラッグして、そのままコピー先のスプライトの上に
ポイっとドロップします。

これでコピーされました!
ほかの2つも同じようにコピーしておきましょう。


プラスをマイナスにするには!?

ロケットはマウスについてくるタイプでしたが
そのままだとロケット2も同じところに出てきてしまうので

ロケット2は「マウスとは反対方向についてくる」ようにしてみましょう。

つまりマウスが「 x = 240」にいるときは
ロケット2は「 x = -240 」になってほしいってことですね。


プラスマイナスをいれかえたいときは
WS1303

これを使います!
「えんざん」の引き算ブロックですね。

これを組み合わせると、プラスがマイナスに、マイナスがプラスになります。


WS1304

これを使って、マウスについてくるプログラムを変更[へんこう]しましょう。
「x座標[ざひょう]をマウスのx座標[ざひょう]にする」の部分を
「x座標[ざひょう]を-マウスのx座標[ざひょう]にする」のようにします。

当たり判定[はんてい]のところもかえましょう。
ロケット2は「オレンジにあたってもOK、赤色にさわるとNG」なので
赤色にさわったら失敗[しっぱい]するように色を[]えておきましょう。


これでロケット2は完成[かんせい]です!
コピーするとあっという間に終わりましたね。


いろんないんせきをつくろう

いんせきのパターンはコスチュームで

いんせきのパターンをプログラムで作るのは
ちょっとめんどくさいですよね。

コスチュームを使って、いんせきをならべかえて
[]きなパターンで出してみましょう。

WS1305

いんせきは「ベクター」で作られているので
マウスでドラッグして[]きな場所に移動[いどう]できます。

大きさも[]えられるので、[]きな大きさにしてみましょう。

ロケットがちゃんとよけられるように[][]けて
5秒しかないのでコスチュームは4つくらいにしておきましょう。


いんせきのクローンを作ろう

いくつも登場するモノは、クローンにしてしまいましょう。

WS1306

ステージの上からいんせきが向かってくるので
「y座標[ざひょう]を200」くらいにしておきます。
ステージのサイズは180までしかないですが、ちょっとはみ出すぐらいでOKです。

いんせきをコスチューム1から順番[じゅんばん]表示[ひょうじ]させましょう。

ここでは1秒ごとに、次のコスチュームのクローンを作っています。

いんせきを[]らせよう

クローンができたら、そのいんせきが[]ってくるようにプログラムしましょう。
[]ってくる動きを作るには、これをつかいます。

WS1308

上から下に落ちていくだけならこれでOK!
「ずっと」を使ってもいいですね。
このへんはお[この]みで。

画面の一番下がY=-180なので、そこに着いたらクローンを消すようにしてみましょう。

WS1307

クローンは使い終わったら[かなら]削除[さくじょ]する
ようにしましょう。クローンがたまっていくと、動作が[おそ]くなります。

これでいんせきのプログラムも終わりです!


せいこう、しっぱいの判定[はんてい]をしよう

5秒たったらせいこうにする

5秒たったらせいこうになるようにプログラムしましょう。

WS1309

テロップを出すスプライトで
「5秒たったらゲームおわり」というプログラムがすでにできているので

「ゲームおわり」を受け取ったら
クリア画面を表示[ひょうじ]するだけでOKです

しっぱいのプログラム

ロケットがいんせきにあたったときに
「しっぱいのメッセージをおくる」ようにプログラムしましたね。

テロップのプログラムで、
しっぱいを受け取ったときのプログラムをしましょう。

WS1310

しっぱいのコスチュームにして、音を鳴らすのですが
ここで「スプライトの[ほか]のスクリプトをとめる」を入れておきましょう。

これがないと、5秒経過[けいか]したら失敗[しっぱい]のときでも成功[せいこう]のテロップが
ながれてしまいますので
失敗[しっぱい]の時は[かなら][ほか]のプログラムを止めておきましょう。

これでせいこう・しっぱいの判定[はんてい]完成[かんせい]です!


さいごに

アレンジを楽しもう

今回紹介[しょうかい]したのは5秒で終わるゲームだったので
かなりシンプルなプログラムでした。

でもベースができていれば、アレンジもしやすいので
スコアをつけたり、[てき]追加[ついか]したり、[たま]発射[はっしゃ]できるようにしたり
いろんなアレンジをして、あなたのオリジナルのゲームに仕上げてみてくださいね。


今回作ったゲームに使用した音と画像

サウンド:DOVA-SYNDROME
https://dova-s.jp/

ピクチャ:Created by Freepik
http://www.freepik.com/