今回はゲームじゃなくて、弾幕ゲームとか作りたい人向けの
クローンの作り方を紹介します。

こんな感じのやつです
クローンからクローンを作る
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弾幕は、作るのが難しそうに感じますが
向きを変えながらクローンしていくだけで
それっぽい動きをつくることができます。 

では、プロジェクト右上にある「中を見る」ボタンを押して
スクリプトを確認していきましょう。


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スクリプトはこれだけ!
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今回のポイントは「クローンがクローンを作っている」
というところです。

クローンというと、同じ動きしかできないというイメージですが
このように組むと、親・子・孫それぞれがちがう動きをすることができます。


それぞれの役わりごとに、スクリプトをわけるとこうなります。

WS0030

まず、クローンではない本体の部分●黒丸を親とします。
親は「クローンされたとき」のスクリプトが実行されないので
15度回転しながら、クローンを作りつづけます。 

このとき重要になるのは「行動」という変数が
「パブリック変数」
だという点です。 

変数を作るとき、こんなウィンドウがでてきて
「すべてのスプライト用」か「このスプライトのみ」かを
選ぶことができますよね?
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ふだんは「すべてのスプライト用」で作っているかと思いますが
「このスプライトのみ」にチェックをいれて変数を作ると
このスプライトだけが使える「パブリック変数」ができあがります。


この変数は、クローンされたときに一緒にコピーされます。

つまり、クローンが作られたときに「行動」変数も一緒にコピーされるのです。

さて、コピーされた子●赤丸の「行動」変数のなかみは
親の「行動変数=0」がコピーされたものですので、「0」が入っています。
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つまり、「クローンされたとき」の
「行動=0なら」の部分が実行されることになるのです。
このあと、「行動=1」にしてから再びクローンを作ります。

●青丸は「行動=1」のときのクローンですので
「行動=0でなければ」の部分が実行されることになります。
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このようにして、クローンの動きにバリエーションをもたせていたんですね。
この方法は、弾幕以外にもいろいろな使い道がありますので
ぜひためしてみて下さいね。