今回は、スプライト1つでできる、カンタンな花火アートを紹介します。

FireWorks
http://scratch.mit.edu/projects/10000832/
WS0005

スペースキーを押すと、花火があがります。
長押しすると、たくさんの花火がつぎつぎと上がっていきます。

スプライトはひとつですが、クローンを使うことによって
たくさんの花火を上げることができます。
「中を見る」でどんなスクリプトなのかみていきましょう。 

花火のスプライトを用意しよう

今回使うのは花火のスプライトだけです。
WS0006
とりあえず、サンプルの画像で説明します
(アレンジ方法はあとで説明します)

fireworks
スプライトは6つのコスチュームが入っています。
Light(小さい光)
Bright(大きい光)
Explode(爆発)1~4 です 

花火のクローンをつくろう

では、スペースキーを押した時に花火があがるようにしてみましょう。
WS0009
 「背景」のスクリプトに
「スペースキーが押されたらLightのクローンを作る」と組んで下さい。

「Light」がクローンされたときのスクリプトはこうなっています。
WS0010
以前にも何度か紹介しましたが、このムラサキ色のブロックは
「定義ブロック」といって、処理をわかりやすくすることができます。

WS0012
その他カテゴリの「ブロックを作る」から定義ブロックを作ることができます。

WS0013
ブロックのなかに、すきな名前を入力して「OK」を押せば
定義ブロックの完成です。


WS0011
Set LaunchがおわったらFlash…というように、じゅんばんに実行されます。

  • Set Launch Location(場所を決める)
  • 場所はx座標をランダムできめています
    velocity(かそくど)を変えると、花火の高さが変わります。
    これもランダムにしています。


  • Flash(光らせる)
  • コスチュームをBliteにして一瞬だけ強く光らせます。
    打ち上げのときの光の変化を演出しています。


  • Fly(打ち上げる)
  • 打ち上げます。加速度をつけて、放物線の頂点まで移動させます
    -0.2ずつVelocityを変化させて、上がるスピードを少しずつ落としていきます。
    これいじょう上がらなくなったら、いよいよ爆発です。

  • Explode(たまやー)
  • 上まで来たら、爆発させます。
    音をならして、バクバツのアニメーションをします。

    全部のブロックが終わったら、クローンを削除しておわりです。

    オリジナル花火をつくろう

    せっかくなので、オリジナルの花火をつくりましょう。
    以前紹介した、オンラインフォトエディタを使って
    花火の画像を作ってみましょう。 
    WS0015
    まず「新しい画像を作成」をえらんで・・・

    WS0017
    スクラッチと同じ画像サイズにしましょう。
    幅が480で 高さが360です。
    透過pngにしたいので、「透明」にもチェックを入れて下さい。

    WS0016
    透明だと仕上がりが分かりにくいので、画面を黒色にします。
    「バケツツール」をクリックして黒く塗りつぶしましょう。

    WS0018
    つぎに「ブラシツール」を選んで

    WS0020
    色を決めます。

    WS0021
     「新しいレイヤー」のアイコンを押して、レイヤーを追加します。

    WS0022
     そしてキャンバスに、花火の絵を描きます。
    (これは爆発直前の画像)

    WS0023
     花火の絵をかいたレイヤーを
    「Ctrlキー」を押しながらクリックすると
    点線のモヤモヤが出てきます。

    レイヤーを追加して、この点線のモヤモヤの中を
    バケツツールで 塗りつぶします。
    WS0026
    できたら、背景の黒色のレイヤーのチェックを外して、非表示にします。

    WS0027
    ファイルから「保存」を選んで、クリックします。

    WS0028
     好きななまえをつけて、フォーマットを「PNG」にすれば完成です!

    あとはアニメーションにあわせて
    爆発を大きくしたり、キラキラを違う形にしてみたり
    色々アレンジしてみて下さい。

    WS0029
    ブラシも色々ありますので、星のようなキラキラブラシを選んで描けば・・・

    WS0030
    こんな花火を作ることもできます。

    いろいろ試してみて下さいね。


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