以前「ビデオをつかったゲームを作ろう」の記事を書きましたが
今回は同じビデオを使ったゲームでフルーツを切るゲームを紹介します。

http://scratch.mit.edu/projects/10149889/
 WS0013
カメラを使ったゲームはアイデアの出し方がむずかしいのか
面白い素材なのにゲームの数は少ないですね。

を押してスタートしたら、ブドウの「PLAY」を押してゲーム開始です。
WS0014
「カメラとマイクへのアクセス」という画面がでるので
「許可」を押してカメラをONにしましょう。 
あとは、爆弾をかわしながら、手でフルーツを切っていきましょう!
バクダンに当たるとゲームオーバーです。 

ゲームの流れを確認したら、さっそく「中を見る」でスクリプトを見てみましょう。

カメラをつかった当たり判定

まずはフルーツを切るスクリプトからみてみましょう。
WS0015

今回も「イベント」のブロックを使っています。
WS0018
ビデオモーション(カメラの前でどれくらい動いたか)の数値が30以上のときに
フルーツが切れたときの処理を書いていますね。
(コスチューム名はわかりにくかったので変えてあります) 

カット前のフルーツの出現はこんなかんじです。
WS0021
出現場所や、進行方向をランダムに設定して
○秒で座標を変えるブロックをつかってフルーツを動かしています。

このスクリプトは作者のオリジナリティが出る部分ですので
自由にアレンジしてみましょう。
(○歩進む・端に着いたら跳ね返る・○度回す など)

バクダンの当たり判定

バクダンの当たり判定は、よく考えられていて
手をふるときに腕の部分にバクダンが当たってゲームオーバーになってしまう
というアクシデントがなくなるように作られています。
WS0022
バクダンのスクリプトは「イベントブロック」ではなく「調べるブロック」で処理しています。
モーション>30のほかに「Sprite10に触れた」を条件にいれていますね。

Sprite10は画面の半分を覆っているグレーのスプライトです。
BlogPaint
このグレーの部分に触れているときだけ
ビデオモーションの当たり判定をONにしているんですね。

ビデオモーションは「手の部分だけ」というふうに見てくれないので
他のゲームを作るときもこのような工夫は必要ですね。

ゲームのアイデアはどうやって出すの?

カメラを使ったゲームはかなりインパクトがあるので
自分のアイデアを盛り込んで、ぜひ挑戦してみてほしいのですが
ゲームのアイデアって急には出てこなくて困りますよね。
そこで、ゲームのアイデアの出し方のコツをいくつかご紹介します。

①ランダム要素を入れる
例えば人生ゲームなどのすごろくゲームは、まさにサイコロのランダム要素だけで
成り立っているゲームですよね。
カンタンなゲームでも、ランダム要素を入れるだけで
グッとスパイスの効いたゲームに 仕上げることができます。

②繰り返し要素を入れてみる
こわれやすいモノの包装についてくるプチプチをずっとつぶしてしまうように
「なんか繰り返しやってしまう」という性質が人間にはあります。
ただの繰り返しだと飽きてしまいますので
同じことをやってるいるんだけど、ちょっとだけ演出を変えてみたり
できることをちょっとだけ増やしてみたりすると、ハマりやすいゲームになります。
(例:クッキークリッカー)

③ルールをプラスする
クリックして○○を壊すゲーム。これだけだとカンタンすぎて面白くないですよね。
そういうときはルールを増やして「○○キーを押しながらクリックする」とか
「このスプライトのときは○○する」 というようにすると
難易度が上がり、やりがいのあるゲームになりますよ。
むずかしくし過ぎても遊んでもらえないので、適度な難易度に調整してみましょう。

ほかにもいろいろなアイデアの出し方がありますがそれはまた別の機会に! 
こんなアイデアの出し方があるよ!という方はぜひ教えてくださいね。 


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