今回は「演算(えんざん)」ブロックを使ってみよう。
このURLを確認してねhttp://scratch.mit.edu/projects/25432005/ 
WS0049

現在の時刻を取得して、その時間にあわせて時計の針を
回転させるようにプログラムしているよ。

「中を見る」で確認してみよう

まずは下準備

時計の針の画像を用意するときに、「支点」を決めておこう。
これをしておかないと、角度を変えたときにきちんと針が動かないよ。
WS0051
スプライトの「コスチューム」のタブをクリックして・・・
WS0052
コスチューム画面の右上にある十字のアイコンをクリック。
 WS0053
十字のカーソルがでるので、ちゃんと針の端が中心になるように設定しよう
(今回紹介している作品はすでに設定してあるので変更する必要はありません)

針の角度をきめよう

時計の針の設定の仕方は、こんなかんじ
WS0055
「調べる」ブロックで「現在の秒」を調べて計算してるね
WS0056
演算ブロックが入れ子になっているのでわかりにくいけど

「現在の秒÷60」をくみあわせて、その組み合わせたブロックを「×360」のブロックと組み合わせているよ。
(/は÷と同じ意味 ・ *は×と同じ意味) 

秒針は1分間(=60秒)で1周(360度)するので、1秒に6度(360÷60=6)進んでいることになります。
なので、秒針の角度を出したい時は「秒数×6度」で求めることができるね。

WS0057
サンプルは360度を秒数で割る方法で算出しているけど
(秒数*6度)に変更してもちゃんと動くよ。

長針も同じ計算方法でOK!
「現在の秒」の部分を「現在の分」になおして角度を計算してね。

計算が難しい!そんなときは・・・?

算数が苦手だと、演算がでてくるプログラムは嫌だな~って思うよね。
そんなときは「計算は苦手!」とわりきって「インターネットで計算方法を検索」しよう
何度もゲームで使っているうちに理解できるので最初はコピペで大丈夫!

今回の時計の計算方法はこのサイトが分かりやすいので見てみてね。


ちょっとフクザツな短針の計算

秒針とちがって、1時間の間にじわじわと進んでいく短針の計算はどうすればいいかな?
いちど自分で考えてチャレンジしてみてね。









短針は1時間あたり、1周を12等分した角度(360÷12=30度)を進むことになるよね。
さらに1分間では、60分を30度進むので(30÷60=0.5度)

なので(時間×30度)プラス(分×0.5度)で短針の角度が計算できるよ。
WS0059


時計はアナログ・デジタルなど色々なデザインのものがあるので
自分のデザインした時計を作ってみてね

WS0060
<参考>AlienClock
ロケットが秒針で時間と分をメモリであらわしたオリジナルクロック

WS0061
 <参考>Digital Clock
何年・何月・何日・曜日・AMPM など色々な情報を網羅したオリジナルクロック